Heinrich Schliemann 1822- 1890

ハインリッヒ・シュリーマン トロイの木馬 プロイセン王国・メクレンブルク・シュヴェリン州(後のドイツ・メクレンブルク=フォアポンメルン州)出身の考古学者、実業家。ギリシャ神話に登場する伝説の都市「トロイア」の実存を発掘によって証明した。
母が9歳の時に亡くなり、貧しかったためギムナジウムを退学して食品会社の徒弟となる。貧困から脱するためにベネズエラに移住を志すも、船が難破してオランダ領の島に流れ着き、そのままオランダの貿易商社に入社。1846年にサンクトペテルブルクで商社を設立し、実業家として成功を収める。さらにゴールドラッシュに沸くカリフォルニア州サクラメントにも商社を設立した他、クリミア戦争時にロシアへの武器の密輸で巨万の富を得る。その後、清や幕末の日本などに世界旅行に訪れ、自著「La Chine et le Japon au temps present」を残している。ソルボンヌ大学やロストック大学で学んだ後、トルコに発掘調査の旅に出発、1870年にトロイア市の丘を伝説のヒサルルクであると推定し発掘調査を開始。
著書:「古代への情熱 シュリーマン自伝」「シュリーマン旅行記 清国・日本」など
生涯で、さまざまな国へ出向いたシュリーマン博士。彼は10数ヵ国も操る、語学の達人でした。

どうやって多くの言語を習得したのかしたのか・・・・?

シュリーマン式勉強法

  •   ✔ とにかくたくさん音読すること
     ✔ 決して翻訳しないこと
     ✔ 毎日1時間は語学勉強にあてること
     ✔ 常に興味ある対象について作文を書くこと
     ✔ 作成した作文を、教師の指導によって訂正すること
     ✔ 前日訂正してもらった文を暗記して、次の時間に暗唱すること
  • 彼は なんと!、この勉強法で、母国語であるドイツ語のほかに、

    英語、フランス語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、イタリア語、ギリシア語、ラテン語、ロシア語、アラビア語、トルコ語

    などなどをマスターしていたと言われています。

    また彼は、「辞書を一切使わなかった」なんて話もあります。ヨーロッパの言葉は文法的な構造が似ており、文字の並びからおおよその語義も類側できたからでしょうか?
    日本人が他の言語を勉強する際は、言葉の意味や文法をある程度理解した上で音読や暗唱を行った方が良いと思います。
    しかしいくら母語のドイツ語が基盤となっていたからといったって、これだけの言語を操ることができたのですから、相当な努力があったと思われます。

    しかし、一番は「古代への情熱」があったからこそ、語学の勉強にも集中して取り組むことができたのではないでしょうか。
    学者であり経営者である、すごい人物シュリーマン。
    語学を習得して、どこで使いたいか、その先の夢を強く持つことこそシュリーマン式勉強法であると思います。




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