音読のススメ1

音読を繰り返すと、学習到達度がわかる。


音読は、その内容や音を理解しながら繰り返し自分の口から発して行く作業です。
同じ英文を何十回も繰り返し読み上げることを基本とするトレーニングなので、単調であり、忍耐力が必要とされます。

しかし、例えば英語学習の場合、英語の語順で直接的、瞬間的に受け入れる体質をつくり、リスニング力も含めた英語の基底能力を総合的に高めてくれます。
「ただたくさん英語を浴びる」、「聞くだけ」、では効果は薄いと思われます。
文字を見ながら、自分の口で発声しながら、自分の声や模範の声を聞きながら、
それを何回も繰り返すことによって、内容が体に染みついていくのです。 

そして、音読をするだけで文章の理解度がある程度把握できてしまいます。

✔  単語を読めるか?
✔  文をつっかえないで読めるか?
✔  語群のまとまりとして読めるか?
✔  強調すべきところ、声量など、意識できているか?
✔  間をあけること、スピードの変化に対応できているか?
✔ 内容を理解して読んでいるか?(ただ文字を追っているだけではないか?


音読によって、学力アップのための多くのポイントを確認することができるのです。

音読のススメ2

勉強していることを声に出すだけで、学習効果が高まる!

小説を読んでいると、必ずといっていいほど眠くなってしまう方、いませんか?
声に出しながら読んだた方が黙読よりも意識が集中し、確実に、内容把握ができるようになるのです。
「無理やり読む、とにかく声に出す。」そうして強制的に学習することで、神経をたくさん使わせるのです。
しかし、ただ読むだけでは効果は半減です。集中して同じ文を繰り返すことによって、次を予測しながら読むことが可能になります。
集中すると記憶する力が一気に伸びます。もちろん、黙々と読むことも集中力をアップさせる効果があるでしょうが、
内容を読み取りながら、考えながら、無意識に暗記しながら読むことで、更なる効果が表れるのです。



音読のススメ3 脳のメカニズム

忙しい毎日、せっかく勉強の時間を確保しているのだから、脳にしっかり働いてもらいましょう!

テレビを見ている時、沢山の文字や画像が頭にはいってきて、脳が活性化されてそう!と思いませんか?実はよく働いているのは、ものを見るときに働く「後頭葉」、音を聞くときに働く「側頭葉」で、その他のところはほとんど働いていません。
 人間と動物の脳のどこが違うのか、それは「前頭葉」の中にある「前頭前野」と呼ばれる場所です。チンパンジーは10%弱、それに比べ人間は大脳の約30%をしめています。
記憶や学習をコントロールし、物事について考えたり判断したりするときに働く場所です。
音読をしている時は、この「前頭前野」をはじめとする脳の様々な場所がフル活動しているのです!短い時間でもよいので、毎日のように継続して続けることも大切です。



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